とても仲の良い友達がいて、もうなんか欠点とか全部許せるくらい好きなんだけど、その人は「セックスしたことがある人間の作品は信用できない」という基準を持っていた。苦しみに切実さがないからだ。一方で、彼自身はセックスしたいと真剣に願っていて、大学のカウンセラールームに相談しに行ったらしい。「原因はあなたがズレていること」と言われ、出生環境とかの問題にされた。こんなに酷い話はない。見た目とか、収入とか、29歳で中南米文学の博士課程に属していることとか、モテない理由を正しく説明されたほうがマシじゃないか?
半島を出よを読み終えた。村上龍の小説で、確か数ヶ月前にブックオフで買ったものだ。とてつもなく面白かった。ディテールと過激さ、それと不意に差し込まれる心理的な洞察に脳を殴られ続けた。前読んだコインロッカー・ベイビーズよりも、明確なストーリーラインがあるのも面白かった。今気づいたけど各チャプターの中心人物が一回も重複していない。本当にすごい。タケイやシノハラのパートが好きだった。
昨日、チーム内で初めて動いている新作を見せた。何個かツッコミを受けたんだけど、そもそも描きたいものの詳細について、考えてないことが多すぎるような気がする。コメダコーヒーに行って作業しようとしたけどあまりうまく行かなかった。視線の向こうにカップルがいて、男性が本を読みながら、女性が液タブを広げながら会話をしていた。相手のそでの中に腕を入れたりして遊んでいた。友達の言葉を思い出しながら帰った。