この投稿を見ているということは、私はもう kyp.jp のホスティングに成功したのでしょう。この記事を書いている現段階では、Github Pages へのリダイレクトがうまく動いておらず、Github からの 404 が返ってくる状況です。もう寝てしまいたい。

ことの始まりは数時間前、今日何気なくGoogle Domainsを眺めていたところ、kyp.jpというドメインが年 5000 円近くで買えることに気づいたことでした。

気づいたら買っていました。そういう気分だったのです。

話は遡って高校生くらいの頃、自分には文章が得意だという自負がありました。
点数で証明できるようなことではありませんが、文章を書くのは昔からの趣味だったし、現実逃避で書いていたブログは友人たちにそれなりの評価を得ていたのです。

しかしそれはいわゆる駄文でした。数年もしないうちに、自分でも直視できないほどの黒歴史になりました。

自分の文章の特徴ははっきり分かっていました。装飾過剰、話に余計な脱線が多く、本質的でも示唆的でもない必要過剰な修飾が文の大半を占めていて、その支離滅裂な枝葉末節のせいで非常に読みづらい文章しか書けなかったのです。ちょうど今のこの一文のように。

高校生の頃の自分には、その余計な脱線をも必然と言い張れる一種の図太さがあったのだと思います。しかし大学生になって、他の人が書いた色々な文章を読んだり、仮にも文学部の学生として文章のことを学んだりするうちに、自分の文章にひどく自信が持てなくなっていました。一晩中寝れなくて考えが巡る朝方、冷たい窓越しの朝日を浴びながら文字を打つのですが、ディスプレイに映った文章はどれも陳腐で収まりの悪いように見え、書き出しの 1 行目すら完成できずにエディタを閉じてしまうのです。

前置きが長くなってしまいましたが、このサイトは個人的な文章を書く練習用のブログとして、使用していけたらいいなと思っています。はてなブログや note などと比べて共有ボタンがなく、他ブログへの導線もないので、書いているときに他人のことを意識しなくて済むのがとてもありがたいですね。本来はもう少し長く、文章とは何か、ブログとは何か、己の人生は何かについての壮大な前フリを書くつもりだったのですが、これだけの短い文章を書くだけでも疲れて死にそうになっているので、最初の記事はこの程度に留めておきます。

技術的なことについて

このウェブサイト(kyp.jp)はGatsby.jsで作られたものをGithub Pagesで配信しているはずです。前述した通り、この記事を書いている段階では kyp.jp からの表示を確認できていないので、公開された頃には全く違う構成になっているかもしれません(Github Pages がうまく行かなかったら Github Actions で S3 にデプロイする構成にするかも)。

サイトジェネレータのほうは何を使うか非常に迷いました。最近メタプログラミング Rubyを読んで Ruby のことが好きになっていたので、MiddlemanJekyllを使おうかと思ったのですが(Rails 製のNuitaの開発にも役立つかも)、結局は Gatsby にしました。イケてるフレームワークに乗り換えていくの、個人的にはそこまで好きじゃないんですけどね……(逆張りのオタク)。

サイトの表示が速いらしいというのがその理由です。実際速い!

こういうフロントエンドバリバリのフレームワークはこれまで使った経験がほぼ無いので、一旦はカスタマイズを諦めてGatsby Blog Themeというテーマを導入しています。

見た目はあまり好きじゃないので(特に段落とかがひどい)、あとで Gatsby のチュートリアルを見ながらいじってみようと思います。チュートリアルに敗北したらやっぱり Middleman に移行します。

kyp.jp をよろしくお願いします。しばらくは黙々と書いていく予定です。